■標準的な３剤併用療法

「＝10キロ以上希望の方の服用例：

①起床後すぐリベルサス（3ミリ）
②1時間後サノレックス1錠目
　午後3時頃サノレックス2錠目
＋
③昼頃＋夕方＝スーグラ50ミリ2回
　　又は
　午後ルセフィ５ミリ１回

➡停滞でリベルサス7ミリ



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■３剤併用「最大量」療法
（＝服用の限界量です）
（ぐれぐれも慎重に）

①起床後すぐリベルサス
　７ミリと１４ミリを一日おきに服用
（＝今日７ミリ明日１４ミリ明後日７ミリ…）

　㊟１４ミリ毎日は
　　超重症糖尿病肥満者以外には強すぎる
　
　その後最低３０分、さらに可能なら
　できるだけ長時間絶食絶飲

②１時間後サノレックス1錠目
　
③１２時前後にサノレックス２錠目

④午後４時頃サノレックス３錠目と
　ルセフィ５ミリ１錠目
　㊟ルセフィ２．５ミリではない！


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■さらに微調整のケース

上記は最大量です。

◆リベルサス
・リベルサス７ミリと１４ミリを１日おき
➡それでも効果薄い場合は、
　週４～５回１４ミリ＋週２～３回７ミリ
　で、できるだけ１４ミリの連日は避ける
　効果十分なら３ミリに戻す。

◆サノレックス
・サノレックスは最大は１日３回。
　できるだけ２回までにする。
　＝原則３回は避ける。
　３カ月服用したら１か月休薬。

　眠りが浅いなど睡眠に影響あれば
　３錠目、続いて２錠目を止める。
　＝午前中の１錠のみで止める。
　それでも睡眠に影響あれば、
　サノレックスは服用不可。　

　耐えられない眠気が出る方は、　
　休日だけ服用にする。

◆ルセフィ
・ルセフィは２，５ミリではなく
　５ミリを１日１回

　尿道炎、膀胱炎を繰り返す女性は、
　２，５ミリを隔日以下に減らす。
　それでも繰り返すなら、
　スーグラ２５ミリ
　（＝ルセフィ５ミリの４分の１）
　を週に１～２回までに減らす。


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■何を基準に薬を増減する？


◆月に４キロ減以上は危険！！
１週間に１キロ以上痩せる場合
＝１カ月に４キロ以上痩せ続ける場合
➡薬は「どんどん減らすか軽くする」

↑上記を達成できない場合は、
副作用なければ、　
「３剤併用最大量療法」継続可能。

朝イチで毎日体重計に乗ること。
体重（できれば体脂肪も）の
減り具合を注意深く観察しつつ、
上記最大量の限界に注意しながら、
順調なら薬は減らすこと！

要するに、
その日に何を何錠
いつ服用するかは、
体重の減り具合と副作用により、
「毎日自分で決める！」
こと。



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■ゴールは？

「身長ー１１０」が
おおまかな標準体重です。
１６０cmなら５０キロ。

標準体重より痩せると、
健康を損なうか、
寿命が縮まります。

標準体重より４キロ以上、
「職業上の理由以外で」
痩せたい人は、
「病識の無い神経性食思不振症」
という病気の可能性があります。
メンタルが病的になっている
可能性を疑ってください。

カレンカーペンターのように
死亡する可能性があります。
「痩せすぎると命の危険」
神経性食思不振症の死亡率は、
精神疾患の中でも
かなり高い方です。


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■ゴール達成後

目標達成しても、
数か月から数年後に
再服用する人もいます。
（二度と服薬しない人もいます）。
↑生活習慣が変わった人

大事なのは、
「標準体重から
３～５キロオーバーしたら、
放置しないこと」

すぐに再度薬を飲むか
徹底的に生活習慣を見直して、
とにかく
「放置しない！」

重症になると、
自信もやる気も無くすし
戻るのにコストも時間も
要します。

ちょっとリバウンドしたら
すぐ薬再開で
軽い肥満のうちに抑え込む！



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■３剤最大量療法で効かない人

そもそも、３剤最大量服用しても、
「５人に１人は全く効果無し！」
＝２０％は薬は全然効かない！
と思ってください。
（逆に言うと、８割は薬は効く！）


◆チェックポイント
＊ＳＧＬＴ２阻害薬が輸入品では？

品質に難のある輸入品は
国産に変更するだけで
効果有の場合が非常に多いです。


◆追加薬の検討

＊エゼチミブ
＊メトホルミン
＊ボグリボース
＊ビタミンＢ（ノイロビタン）
＊防風通聖散
＊コエンザイムＱ１０
＊ＥＰＡ
＊トピナマート

上記を全て最大量服用すれば、
３強１つ分位の効果の可能性は
ありますが、
推奨しません。
（もはや薬漬け）。
３強のうち１つ以上
服用できない方には
追加薬は推奨します。


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■３剤最悪の副作用例

標準体重まで６キロ以下で
服用量多すぎの場合、
重大な副作用経験あり


◆リベルサス

３ミリはほぼ副作用なし。
（ただし５割には効果も無し）

※まれだがありうる副作用ケース
リベルサスのみの最大量にこだわり、
ルセフィ、サノレックス併用を拒否
＝リベルサスの容量が上がりすぎて腸炎

＊７ミリ以上を単独で
　４カ月連続以上で腸炎
＝排便時に出血・下血
１日中トイレにこもる

＊１４ミリで腸炎で入院
（治癒した）

➡リベルサス単独ではなく、
ルセフィ、サノレックス併用者では、
リベルサスの
容量コントロールができるので、
ほとんど副作用なし。

３剤の中ではもっとも危険。
特に１４ミリ。


◆ルセフィ
せいぜい軽い尿道炎。
＝抗生剤１日で治癒。
放置しないこと！

スーグラでは追加で湿疹ぐらい。


◆サノレックス
神経性食思不振症を隠す。
不眠症を隠して偽る。
統合失調症を隠して偽る。
躁鬱病を隠して偽る。

嘘をつかれると医師は分かりません。
その結果、
神経性食思不振症悪化で入院例あり。

メンタルに問題、
睡眠に問題ある方は服用を止めましょう！